2010-01-01から1年間の記事一覧

『ママ』と呼ばれたい

カナダ人の友達の娘は養子。 奥さんが中国人で、養子は中国から受け入れた。 その時赤ちゃんは13ヶ月で、現在4歳になった。 目のぱっちりとしてとても明るく、人見知りしない聡明そうな女の子。二人には実子の男の子が居て、二人目不妊の末に養子縁組をし…

焦る私

産みの親への手紙のレビュー、書き直しに関しての連絡が来なかった事が、私の焦りを加速させている。2重のミスで4月をほぼひと月無駄にしてしまったし、なんとしても今月中にホームスタディの申込を済ませたい。 月曜日に、手紙が完成していなくても先に進…

友人の体験談 その2

先日初めて、国内養子縁組を『失敗した』と思っていそうな人の話を聞いた。 彼は多分60近くになり、縁組した娘は30を過ぎている。 30年前は、現在のようなオープンな形をとっておらず、彼が養子縁組した子の産みの親の情報は隠されていたという。私た…

友人の体験談 その1

知り合って10年程になる友人が、養子である事を最近知った。 会話の流れで自然と養子の話になり、『私も養子なの』と言われた。全然知らなかったので、驚いた。彼女の両親には、男の子が1人産まれたが、2人目不妊で彼女が3ヶ月の時に養子縁組されたそう…

また立ち止まり

インターベンション・チェック済み用紙を、エージェントに無事届けて来た。 郵送するよりも自分の足で書類を運べるため、時間が短縮出来る市内のエージェントはこういう時便利。 これで無事にホーム・スタディに進めるのかと思っていたら、実はその前にまだ…

一歩前へ

今日、再びチルドレン・サービスから薄い封筒が届いた。 もしやまだ何か足りなくて返送されて来た?と、かなり緊張しながら封を開けると、前回送ったインターベンション・チェック・リクエスト用紙が! しかもまたもやピンクのメモ付きで、本当に叫びそうな…

子供を返却?

日曜日の夕方、インターベンション・チェック・リクエスト用紙をポストに投函した。月曜日朝一の集配で、順調に行けば今日にはチルドレン・サービスのオフィスに配達されるだろう。 前回の記事で、産みの親は10日間の心変わり猶予期間を与えられている、と…

オープン・アダプション

私たちがこれから行おうとしている、オープン・アダプションについておさらい。 オープン・アダプションは、日本でいう特別養子縁組にあたる。 因に、普通養子縁組にあたるのは、プライベート・ダイレクト・アダプション。 私の住んでいる州で決められている…

亀の山登り

昨日返送されて来たインターベンション・チェック・リクエスト用紙の証人のサインを、夫が帰宅する前に先に貰っておく事にした。今日、近所の友人に頼んでみたら、快く引き受けてくれ、しかも頼んだそばからわざわざ家まで来て、速攻でサインしてくれた。 夫…

2連発、新たなるミス発覚

スペインでバケーション中の上司が、エイジェンシーからの緊急推薦書リクエストをメールで受け取ったと知らせてくれた。 でも、結局彼女が帰宅する5月4日にならないと、推薦書を仕上げることは出来ないようで、あと1週間はただ待たなければならない。結局…

痛いミス 

なんていうこと。4月9日に正式申込をしてから3週間目に入って、もうすぐ州政府から認可された書類が返って来るのだとばかり思って待っていたのに。書類提出してから数日後、推薦書を書いてくれる参考人3人の内2人から、エイジェンシーから依頼願いが届…

子供と私

夕べ近所に住む友人夫婦の家で小さなパーティがあった。 彼らには、この夏4歳になる可愛い女の子が居る。そして今年の2月に二人目の女の子が誕生した。 歩いて1分くらいの距離に住んでいるため、長女も赤ちゃんの時からしっかりと成長を見て来たが、次女…

カナダ国内養子縁組マメ知識

4月9日にカナダ国内養子縁組申込書を提出して2週間が経った。 州政府のチルドレン・アンド・ユース・サービスからの許可が降りたら、直接私たちの住所へ申込全書類が送り返されて来ることになっているが、今のところはまだ何も来ていない。 3〜4週間と…

告知はいつ?

養子縁組の話を、夫の家族を筆頭にカナダの友人たちには着々と報告しているのに、日本では自分の家族以外まだ誰も知らない。一番仲の良い友人にすら言えないでいる。 言おうかと思うのに、黙っていたい気もする。どうして言えないんだろう。まわりには宣伝を…

過ぎ行く時間

しっかりと念を押しておいた甲斐があって、3人の参考人のうち2人はエイジェンシーからの推薦書のリクエストが届いた翌日には手紙を仕上げて送ってくれた。 もう1人は確認をとっていないのだけれど、2人に届いているなら届いているはずだ、と夫は言う。夫…

猫と人は違うけれど

義理の姪は猫が好き。 昨年末から自宅のたたきの下に住み着いた子猫を世話してとても可愛がっていたのだけど、子猫は決して慣れる事無く、春の訪れと共に姿を消してしまった。 それ以来、姪の猫を飼うという思いはますます強くなり、生まれたての子猫を農家…

アルコール摂取と許容範囲

国内養子縁組申込書の中に、産みの母のアルコール摂取頻度をどの程度受け入れられるかチェックする項目があった。妊娠中のアルコールは、現在はたまに飲むいっぱいのワイン程度なら安全とされているが、やはり過度な飲酒による胎児性アルコール症候群はとて…

まわりには宣伝を

昨日と今日の2日で、3人の参考人に会い、エージェンシーから推薦書依頼が来たらなるべく早く手紙を仕上げて送って欲しいとお願いした。 推薦書が3つ揃わないと先に進めず立ち往生なので、ここはしっかりと念を押しておかなくてはいけない。 養子縁組のワ…

養子縁組正式申し込み

制作開始からおよそ10日、ついに産みの親への手紙とアルバムが完成した。手間取ったが、時間をかけて納得のいくものを作ろうと思った為、ほぼ満足出来る仕上がり。 そして今日、正式に国内養子縁組申込みも済ませて来た。 実は結婚証明書等のコピーを実物…

アルバム作り

写真アルバム制作進行中。 先日選んでスキャンした紙焼き写真とCDの中から選んだ写真を、テーマごと6ページに振り分けてフォトショップで作っているのだが、デザイン力がいまいちなため、どうも『素敵!』と思えるようなレイアウトになってくれない。 写真…

写真選び

産みの母への手紙の第1稿が出来たので、エージェントに見てもらう。 手紙の方は夫が主に書き、写真は私が担当。 写真アルバムの方が手こずり気味。 昔のアルバムを引っ張りだして、写真の選定。 6ページまでで、写真はあまり小さくするなと言われているの…

産みの母への手紙

養子縁組申請書と共に提出する、産みの母への手紙。 心理学の専門家にアドバイスを受けたいくらい、申請書類の中で実はこれが一番難しい。手紙は北米レター用紙1枚半くらいなのだが、産みの母を気遣ってあげる内容だけれど、妙に同情的なのは逆にダメ。 仕…

気が早いけれど...

なんだか気が早い、と笑われてしまいそうだけれど、赤ちゃんの名前の本を買った。 名前は産みの母が最初につけて、出生証明書を発行するのだが、その後正式に養子縁組が済んだ後に、養父母が新たにつけ直し、新しい出生証明書に書き換えることになっている。…

待っている子供たち

カナダ国内での養子縁組は、0歳からを希望すると、通常病院で受け渡しの新生児となる。 これにはかなり驚いたのだが、ちゃんと理由があって、産みの親が病院を出たら赤ちゃんを育てられないという事実はもちろんのこと、子供の事を一番に考えての方法だから…

産みの母の苦しみ

昨日詳しくは書かなかったけれど、2日間の国内養子縁組ワークショップで本当は目から鱗だった事。ワークショップに行くまでは、産みの母の存在を煩わしいものと思っていた私。煩わしいというのは、自分が産んだ子供であれば母は私だけなのに、母が2人居る…

国内養子縁組ワークショップ 2日目と決断

国内養子縁組のワークショップが終わった。 2日目の今日は、感情的になることが多くて、終了した後は結構くたびれた。 話をただ聞いているだけではなく、まだ心に引っかかること、不安や質問などこちらから発表する時間も随分もうけられていた。私も疑問は…

国内養子縁組ワークショップ 1日目

2日間に渡るワークショップの一日目が終わった。 午前10時から、室内での昼食休憩を挟んで5時までの7時間。 今回参加の夫婦は私たちを含め、制限人数ぴったりの11組だった。 ワークショップ自体は、特に必要なのか?と思うような内容もあったけれど、…

決断の時が近づく

いよいよ明日は、国内養子縁組のワークショップだ。国際も国内も、私たちのエージェントでのワークショップは2ヶ月に一回ずつしか行われていない。 当初国際養子縁組優先に考えていた私たちは、1月のワークショップを逃してしまったために、随分と長い事待…

見た目の違い、養子受け入れ度

このごろ養子の話を持ち出すたびに、『実はウチも養子なの』とか、『私の知り合いが養子縁組したよ』とか言う人が多く、身の回りに養子縁組夫婦がとても多く存在しているのだな、と実感している。 シングルマザーで中国から養子をもらった人や、その他の海外…

幼児虐待衰弱死事件に思う

今月埼玉県と奈良県で相次いで起きた、幼児虐待衰弱死事件。 子供は4歳と5歳。奈良の事件では母親が、長男が夫に似ていて可愛くなかったからと証言したという。逆に下の長女は可愛がっていたとか。この事件を知ったのは少し遅くて、ちょうど質問書を仕上げ…