2010-01-01から1年間の記事一覧

遺伝子の不思議

私の友達は、肌の色の違う異人種間の夫婦。夫婦の間には幼い息子が二人いる。長男は、肌の色、髪の色、目の色、どこからみても父親の遺伝子のみを受け継いだ様な風貌をしている。そして次男は、どうみても母親の遺伝子のみを受け継いだような風貌である。 知…

復帰

ようやく気分復活。いよいよクリスマスも近くなり、今後はエイジェンシーも含めて殆どの人が来年まで休暇に入るので、来年まで動きは何もなさそう。それよりも、次のマッチングは果たしてあるのか?という疑問の方が強い。子供の年齢を下げたいと希望を言っ…

肉体と心

昨日から、体調が通常の感覚に戻った。5日間、これまで体験した事がなかった下腹の違和感は、6日目に感じなくなった。 体調が通常に戻った事で、気分も徐々に平常へ戻る。想像していた通り、体調による気分の抑揚はいつもと同じパターンだ。 来年の1月末…

久しぶりに落ちる

最初のマッチングを断ってからもうすぐ2週間。今でも時々、断った親子の事が気になる。家族や友人は、私たちが決断をするまで特にどちらにも立たないで、さりげないアドバイスをくれながら様子を見ていたが、断って以来『貴方達の選択は正しかったと思う』…

振り出しに戻る

また振り出しに戻り、待つばかりの日々が始まった。 子供の希望年齢を下げたことで、どのくらいの遅れが生じるのか分からないが、我々のホームスタディをしたソーシャルワーカーが確認の電話をして来るかもしれないという話なので、それを待っているのだけれ…

産みの母と息子への思い

昨日今回の話を断って以来、なんとなくホッとしている。 もしかすると、マッチングの話がもう来ないかもしれないという不安も多少あるけれど、最初から疑問を持ったまま1人の人間を育てるよりは、子供を持たないまま人生を送った方が良いのかもしれない。 …

3日目の決断

11月30日の面談から、今日で4日目。今日、担当のソーシャルワーカーに正式な断りの電話をかけた。 最終決断は3日目の昨日。一度決めたらもうあまり迷う事はなかった。返事を決めるまでに時間がかかってしまったけれど、この3日間は私たち自身をお互い…

面談の結果

面談から帰って来たばかりで、まだ頭がの中が落ち着かないところ。 ためらいもあるのだけれど、今感じていることを素直に書いておきたいと思う。 面談は、何もかもが想像していたのと違っていた。産みの母と会う前にソーシャルワーカと30分程話して、聞い…

明日は面談

いよいよ明日は産みの母と赤ちゃんとの面談日。産みの母は、私たちの居住市から車でおよそ1時間のところにある、小さな町に住んでいる。 遠くて飛行機でないと行けないようなところや、車で5、6時間かかる都市でなくて良かったと思う。朝10時半に彼女の…

頭の中

面談の日が近づいて来た。私も夫も緊張して落ち着かない。夜は変な夢を見、妙に朝早くに目が覚める。 産みの母はどんな人なんだろう。そして赤ちゃんはどんな子なのか? 今あれこれと想像しても仕方がないのに、どうしてもあらゆる可能性を考えてしまう。悪…

喜びと不安

今日は土曜日。マッチングの最初の連絡があってから4日目になる。 面談の日取りも決めたのに、なんだか未だに信じられないでいる。 もし、今回の話が上手く進んだ場合、もしかするとこの週末が夫婦二人だけの生活での最後の週末になるのかもしれない、と思…

面談の日取り

産みの母との面談は、今月最後の日に設定された。 面談はエイジェンシーで行われるのかと思っていたが、そうではなく、我々がエイジェンシー専属のソーシャルワーカーと共に、産みの母と彼女の子が住んでいるグループホームへ出向くことになった。始めは母だ…

最も気になる事、そして迷いからの脱出

夕べ、義理の姉(ファミリー・ドクター)と、養子縁組の子供達を専門に診ている彼女の友人の医者から、とても重要で、アルコールによる健康を心配する場合に必ず知っておく必要があることをアドバイスされた。それは、赤ちゃんが産まれた時の頭のサイズ。産…

難しい選択

夕べは良く眠れなかった。夫が出張から帰宅して、エイジェンシーに電話。その後エイジェンシーまで足を運んで、産みの母のファイルを見せてもらおうと思っていたのだが、次のステップは、一気に産みの母との面談で、それまでは詳しい情報は教えないという決…

最初の知らせ

待ちリスト入りして以来ひたすら待つばかりで、なんだかこれで全て目的を果たし終えたような感じがして、夫も私も『このまま何事も無く終わっちゃう気がするね』などと言いながら毎日を送っていた。そして今後6ヶ月はこのままの状態が続くのだろうと信じて…

予想出来ない子供の成長

例え肉体的にも精神的にも何の問題も無い両親から産まれた子供でも、成長と共に意外な問題が発生する事もある。 12歳になったばかりのその子の両親は、教養もあり心身ともに健康、経済的にも恵まれており、夫婦仲も良好であるにも関わらず、長男であるその…

赤ちゃんの名前

最近友達に会う度に、「養子縁組の件はその後どうなっているの?」と聞かれるのだけれど、以前みたいに「まだホームスタディが終わるのを待っているところ」とは答えず、「赤ちゃんが来るのを待っているところ」と答える事が出来るのが、嬉しい。 少なくとも…

産みの父親

養子縁組の過程で産みの母の話は多く出ても、あまり話題に出ない産みの父親。 子供が出来たということは、必ずもう一つの性である父の存在があるということを、つい忘れがち。 子供を養子に出そうという場合、父親が関わりたくない、または父親が誰だか分か…

正式通知

15ページのホームスタディの最終訂正されたコピーと、これまでの納金記録と共に、ホームスタディが完了し、待ちリストに載ったという正式な手紙がようやく届いた。 『おめでとう!』という書き出しで、なんとも感激だったが、納金記録を見た瞬間に喜びがす…

カウンセリングの大切さ

この間待ちリスト入りが分かった時点で支払った、産みの親のためのカウンセリング費用。 これは、子供を養子に出そうとしている親に、養子縁組とはどういうものなのか、子供を望んでいる夫婦はどんな人達なのかを教え、子供を養子に出すための心構えをしっか…

プライベート・アダプション

昨日『オープン・アダプション』を修正した続きで、私たちが現在進行中の『プライベート・アダプション』について、少し詳しく書いてみたいと思います。『プライベート・アダプション』とは、私が居住している州の規定によると、児童施設とは関わりのない養…

オープン・アダプション修正版

待ちリスト入りしたといっても、これまでと変わらない日々。 これからが最も長い道のりになるのだけれど、最初のハードルを越えたということで、気分的には今の所壮快だ。 申込を済ませた当初は、待ち時間には勉強しようとやる気満々だったのに、時間が経つ…

カナダ国内養子縁組費用 前半

一昨日、待ちリスト入りして入る事が分かったので、産みの親のためのカウンセリング費用の支払いも済ませて来た。 カウンセリング代は2400ドル。これまでの支払いで最も高額だ。が、これでとりあえずエイジェンシーで求められる決まった金額はほぼ支払い…

祝・待ちリスト入り!

この日をどんなに待った事か。それなのに... 修正箇所を指定したホームスタディ報告書を、エイジェンシーに届けに行って来た。すると、『担当の人が今日は居ないので、月曜日には修正してもらう』とだけ言われた。 一番気になっている待ちリスト入りにつ…

報告書の見直し

ホームスタディ報告書の見直しを終えた。 報告書は15ページで、養子縁組申込時に記入した調査書、アンケート、健康診断書、警察証明書、そして家庭訪問で直接話したことを基に、各項目ごとに書かれているが、正直実際よりもかなりポジティブで、肉付けされ…

予想外の封筒

前回の日記から、あっという間に2週間経ってしまった。 この2週間の間、養子の事はあまり考えないようにしてきた。何時来るのか分からない連絡を、"ひたすら待つ"というのはやはり辛い。ここに来て今の気持ちを書こうと何度も思ったけれど、どうしても出来…

揺れる難破船

あれからまた一週間が経った。ホームスタディのその後の問い合わせに、メールで返答を貰ってから1週間。 あの時メールの相手から、『ディレクターが近々連絡が行くはずと言っている』と聞いて、また希望が沸いてストレスが軽くなり、イライラも焦りも感じな…

双子の妊婦

夫を通じて知り合った夫婦の奥さんが双子を妊娠した。そのニュースを聞いたのは夏の初めだった。それから間もなく、赤ちゃんが双子と分かり夫婦はとても喜んでいた。他人の妊娠のニュースを聞くにつれ、口でおめでとうと言いながら、また置き去りにされたな…

年間養子縁組の数

私たちの手元にある、エイジェンシーの古いニュースレターによると、2007年には58人の養子縁組が成立、そしてこのニュースレターが発行された2008年の5月の時点で、1月からの縁組は19人、赤ちゃんを待っている夫婦は110組、となっている。 …

最も長いプロセス

月曜日、ソーシャルワーカーに電話をかけた。 しかし留守電に残したメッセージへの応答は無く、昨日エイジェンシーへメールを送った。 2つあるエイジェンシーの支店のどちらの誰にコンタクトを取れば良いのか分からなかったので、ウェブサイトに載っていた…