予想外の封筒

前回の日記から、あっという間に２週間経ってしまった。
この２週間の間、養子の事はあまり考えないようにしてきた。何時来るのか分からない連絡を、"ひたすら待つ"というのはやはり辛い。ここに来て今の気持ちを書こうと何度も思ったけれど、どうしても出来なかった。どうなっているのかとイライラして不安に思う気持ちを抑えるには、ここで何かを書くよりも、養子の事を頭から抜いて、別のことに意識を向けるのが私にとっては一番だった。

ホームスタディ開始から報告書が完了するまで９０日、と自分の中で納得していたけれど、９０日目が過ぎた時、もうこのまま永遠に先へは進まないのではないかと思った。
養子縁組という夢が引き潮のようにさーっと遠くへ引いてしまった様な、絶望感と諦めに近い感情で、ここ最近は逆に開き直っていた。忘れられてはいないのだろうし今年中には何らかの連絡があるだろうから、それまで気長に今を楽しもう、と。

今日、ポストの中に大きな封筒が入っていた。
差出人は住所だけの、覚えの無い封筒。宛名は私と夫の両方だった。　何だろう、また何か寄付の催促だろうか？と思って封筒を開けると、中にはホームスタディの報告書が入っていた。そして良く見直し、人間関係や個人の情報に誤りがある場合は訂正し、指定された欄にサインをしてエイジェンシーへ送り返すようにと書かれていた。

連絡はまず電話なのかと思っていた。
もうイライラして待つのは辞めようと開き直り、平穏な心で過ごしていた時に、思いもしなかった、『いきなり郵送』という形で届いた報告書。

これから夫と私で時間を調節し、なるべく早くに見直しを済ませ、サインを入れてエイジェンシーに届けたいと思う。
これまで、何時までにどのプロセスへ、と目標を作りそれを目指していたけれど、それが目標通りにならないから余計にストレスになっていた。だから、もう目標を持つのは止めようと思う。サインを入れた報告書を提出してすぐに待ちリスト入りになるのかどうか分からないけれど、ここまで来たら本当にあとは運を天に任せるしかない。
夏からこれまで本当に長い時間待ったので、今私はとても感激している。

長かったホームスタディ後の報告書作成。待ちに待った書類が、本日遂に手元に届きました。
最近はあまり日記を書かずにいましたが、まだこのブログを読んでくださっている方、応援や励ましのコメントを本当にありがとうございました。