振り出しに戻る

また振り出しに戻り、待つばかりの日々が始まった。
子供の希望年齢を下げたことで、どのくらいの遅れが生じるのか分からないが、我々のホームスタディをしたソーシャルワーカーが確認の電話をして来るかもしれないという話なので、それを待っているのだけれど、もしかすると連絡はないままいつの間にか再びリストに戻されているのかもしれない。分からないまま、待つ。
これからクリスマスだし、年が明けるまではプロセスはかなりスローになるのではないかと思う。


今回の話を断った当日と翌日は、とても肩の荷が降りた様な少しすっきりした気分だったのだが、3日目の昨日は、若干後悔めいた気持ちが強くなった。これは普通のことなのかもしれないけれど、折角紹介された話を断ったことで、もう2度と良い話は来ないかもしれないという不安と、自分達の年齢を思うとこの選択が正しかったのか?という疑問が、後悔の気持ちに変わっている様な気がする。今回の話を進めたとして、本当にそれが私たちの望んでいた進め方だったのか?といえば、やはり違う気がするのだ。



待ちリスト入りの連絡を待っていた頃に、2晩ほど立て続けに養子縁組の夢を見た。
その時出て来る子供は全て男の子で、『貴方達の子ですよ』と連れて来られた子はいつも5歳だったり3歳だったりと年齢が高かった。夢の中の私は少々動転して、『違う、違う。私たちはもっと小さな子、赤ちゃんを希望しているのよ!』と何度も訴える。すると最後に連れて来られた子は2歳だった。そして、もうこれ以上小さい子は無理なのだと聞かされ、微妙に納得しないままその2歳の男の子を養子に迎える、という夢だった。


最初のマッチングの電話で子供の年齢を聞いた時、男の子、しかも望んでいたより大分上だな、と一瞬思った。
夢は私の中の無意識が見せたもので、『年齢』については、ホームスタディの時に夫に遠慮せずにもっとはっきりと低くしたいと主張するべきだった、という小さな後悔が脳裏につきまとっていたからかもしれない。実際に子供に会うまでは、大丈夫と思っていたけれど、結局最終的に年齢が決める際の最大要素になってしまうというのを、私の無意識は警告していた様な気がする。夫も同じように今回の事で改めて目が覚めたようだ。
私も殆どの普通のお母さんと同じように、出来る事なら生まれたての赤ちゃんを腕に抱く事を夢見ているのだ。自分で産めるのであれば、普通に体験出来る事を。
そんな日が本当に来るのかどうか、もう分からないけれど。


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