最も気になる事、そして迷いからの脱出

夕べ、義理の姉(ファミリー・ドクター)と、養子縁組の子供達を専門に診ている彼女の友人の医者から、とても重要で、アルコールによる健康を心配する場合に必ず知っておく必要があることをアドバイスされた。それは、赤ちゃんが産まれた時の頭のサイズ。産まれた時点での頭のサイズが34cm未満だったら、この話は断った方が良いと言われた。


そして今日、最後の質問をしてから面談へ進むかどうか決めようと思っていた。
が、担当の人が今日は出勤していないため、明日まで伸びてしまった。今朝返事をしてくれと言っていたのに、居ないとは。しかし、電話に出た人が、産みの母と子供に関する情報をもう少し詳しく教えてくれた。
アルコールに関しては、私が電話で聞き逃して勘違いしていたようで、ウイスキーではなく更に強いウォッカだった。マリファナを毎日吸引、ウォッカは妊娠初期8週間の間に5〜10杯程ということだが、それは多分いちいち数えていた訳ではないだろうから信用性は薄い。そして、最も知りたかった頭のサイズに関して、エイジェンシーには情報がなく、産みの母なら記録を持っているかもしれないが、それは現時点では聞く事が出来ないと言われた。


『マザーリスク』という、妊娠中や授乳中のお母さんのためのお役立ち機関に連絡。さすがに研究しているだけあって、情報は豊富。妊娠中の飲酒やドラッグ使用について、より詳しく分かり非常に役立った。
『マザーリスク』によると、妊娠8週間まで飲酒をしていたとして、最初の3週間はまだ母親の血液とのコネクションがないため安全。なので、今回の私たちのケースは、飲酒は5週間となり、それほど長い期間ではないため、リスクは低いとか。アルコールはもちろん弱いものほど安全で、ウォッカなどはリスクが高いが、飲んだ量が5〜10杯と、少ないのは幸い。ただし、若い子は何ショットも一気に飲んで酔っぱらうという行為をするが、それは一番胎児にとって悪影響。産みの母にはどのように飲んだのかを尋ねた方が良いとのこと。
マリファナに関しては、感情の起伏が激しくなったり、ハイパーになり易いと言われているが、最近の研究の結果では全く影響が無いということで、安心した。ただし今もハイパー説は支持されているらしい。どうやら喫煙の方がより悪いようだ。産みの母が喫煙はしていなかったのも幸い。


どんな親も自分の産んだ子供が健康であって欲しいと望むように、私たちも心身ともに健康な子供との縁組を強く望んでいる。
もちろん、後から病気になったり事故にあったり、色々と避けられない不運が起こり得ることは承知している。しかし最初からリスクを伴っている場合は出来ることなら避けたいと思って来たし、今もそうだ。しかし今回、医者、エイジェンシー、そして『マザーリスク』からの情報やアドバイスを得て、実は不安感が減った。
最も心配しているアルコールによる影響は、まだ100%ぬぐい去れた訳ではないけれど、夫も私も面談へ持って行こうという気持ちになっている。面談すれば、残りの疑問も解決するだろう。
かなり高い確率で、宗教的な違いから破談になる可能性は高いけれど、それなら今回は縁がなかったということになるし、ちゃんと面と向かって産みの毋の人柄を知ることは、産みの毋が我々の人柄を知る事と同等に重要で、養子縁組への大切な第一歩なのだ。


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