オープン・アダプション修正版

待ちリスト入りしたといっても、これまでと変わらない日々。
これからが最も長い道のりになるのだけれど、最初のハードルを越えたということで、気分的には今の所壮快だ。
申込を済ませた当初は、待ち時間には勉強しようとやる気満々だったのに、時間が経つにつれプロセスごとの待ち時間がストレスで、逆に敢えてあまり養子縁組について勉強せずにいた。逆に考えないように日常を送る事で、これまでのストレスを乗り越えられたと思っている。

3月のワークショップで渡された分厚いファイルは、しっかりと読むべきだと思いつつ、そのデザインの悪さ(と言うより、デザインゼロ)と文字の小ささで読む気にならず、ちらっと読んでは枕元に置いたままになっていた。
待ちリスト入り前は、養子縁組について考えないようにしていたため、余計に触る気にならなかった。
しかしようやくここへ来て、開いてみる気になったので、これからまた少しずつ勉強して行こうと思う。


そして今日早速じっくりと読み始めたところ、私がこれまで大いなる勘違いをしていた事が判明した。
実はこれまで私は『オープン・アダプション』と『プライベート・アダプション』を、前記は日本でいう特別養子縁組、後記は普通養子縁組、と思い込んでいた。5月1日の日記でもそう書いている。エイジェンシーで簡単に説明を受けたけれど、英語力の未熟さのため、どうしてもはっきりとその違いを理解出来ないまま、自分なりに調べた結果、勘違いしたまま納得し、その後再度確認せずに今まできてしまった。それを、分かった気になって日記に書いてしまったのはなんとも恥ずかしい事だ。


ファイルの中にある説明文を改めてじっくりと読んでみた所、『オープン・アダプション』とは、簡単に言うと、お互いの情報を交換した『オープン』な状態で行う養子縁組のことで、どんな人間が対象の養子縁組であるかというのではなく、その方法のこと。
産みの親と育ての親の双方の情報が偽り無く交換され、産みの親の判断によって子供の将来の家庭を選び、その後も生涯に渡ってお互いの納得いく形でコンタクトを取り続けることが出来る、と、この部分は以前も理解していた通り。
産みの親は、自分の生んだ子供がどんな家庭で暮らしているのか、と心配する必要がなく、子供はいったい自分はどこから来たのか、どんな母の元に生まれたのか?と、悩む必要が無い。そして育ての親は養子に迎えた子供の健康状態、未知の遺伝的要素に不安を感じなくて済む、ということで、3者それぞれの精神衛生上良いとされている。特に子供への影響は大きいようだ。


で、私たちが進行中なのは、この『オープン・アダプション』方式の『プライベート・アダプション』ということになる。そして、『プライベート・アダプション』とは、日本で言う特別養子縁組と普通養子縁組の両方を含めた養子縁組の事を指す。

と、ファイルに書かれた事を何度も読み直したので、今度は正しいはず。
5月1日の『オープン・アダプション』という記事は、削除しようかと思ったけれど、間違いも自分の正直な記録として、このまま記事は残しておく事にしました。
代わりに、最後に注意書きを載せておきました。

 
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