赤ちゃんの名前

最近友達に会う度に、「養子縁組の件はその後どうなっているの?」と聞かれるのだけれど、以前みたいに「まだホームスタディが終わるのを待っているところ」とは答えず、「赤ちゃんが来るのを待っているところ」と答える事が出来るのが、嬉しい。
少なくとも今後半年間は何も動きがないのだと予想しているのだけれど、待ちリスト入りを目指していた時と違って、心に大分ゆとりが出来た実感がある。
待ちリスト入りを目指していた頃は、妊娠を目指して頑張って不妊治療をしているような感じで、待ちリストに入った時にはついに念願かなって妊娠したような感じか。
ただ、実際の妊娠のように、赤ちゃんを抱けるまでの期間が限定されていないというのは辛いところ。
平均待ち時間は18ヶ月、2年以内にほとんどの夫婦のもとに赤ちゃんがやって来るようだけれど、やはり中には3年、4年、そして5年と待っている夫婦の実際に居る事も忘れないようにしている。


さて、先日友人宅でのパーティで私たちの養子縁組の件が話題に出た時、待っている間は何をするのかと聞かれたので、ただひたすら待つだけだけれど、赤ちゃんの名前を考えたりかな、と答えた所「名前は自分で付けるの!?」という、ちょっと驚いた反応を返された。
自分で産んだ赤ちゃんの名前は自分たちでつけるのは当たり前だけれど、養子縁組した赤ちゃんにはすでに決まった名前がある、と思っている人は結構いるようだ。
確かに産んだ時に産みの親が名付けたりするけれど、正式養子縁組の手続きと共に新しい名前に改名される、と聞いている。
自分の子として育てるのだから、自分たちで名付けたいと思うのは当然。ただし、産みの親がどうしても赤ちゃんに名付けたい名前がある場合は、話し合いで決める必要があるようだけれど、大体は産みの親の付けた名前はミドルネームに収まる場合が多いようだ。

私が、「赤ちゃんの性別が分からないので、男の子用と女の子用、それにファーストネームとミドルネームとなると、沢山あって大変」と言うと、4人の友達が交互に『こんな名前はどうか?』と、散々候補を挙げてくれた。私よりも盛上がって、次々と候補を挙げて名付けるのを楽しんでいるような友人達だったけれど、子供の名付けに関して日本との違いを垣間見た瞬間だった。



にほんブログ村 海外生活ブログ 国際生活へ にほんブログ村 家族ブログ 養子縁組へ  人気ブログランキングへ