カナダ国内養子縁組マメ知識

4月9日にカナダ国内養子縁組申込書を提出して2週間が経った。
州政府のチルドレン・アンド・ユース・サービスからの許可が降りたら、直接私たちの住所へ申込全書類が送り返されて来ることになっているが、今のところはまだ何も来ていない。
3〜4週間と言っていた気がするので、あと2週間は辛抱か。


待っている間は、ワークショップで貰って来た分厚いバインダーや、ニュースレター、そしてネットなどでカナダの養子縁組について知識を深めるチャンス。

まずは基本的なことをおさらい。
カナダの養子縁組は、カナダ政府は関わっているのか?
これはどうやら関わっていないようである。
カナダ政府が関わるのは、国際養子縁組。
国内の場合は、州政府の管轄で、州の法律に基づいて行われる。
そして養子縁組で必ず関わるのが、各州政府の傘下にある、チルドレン・アンド・ユース・サービス。(日本だったら児童相談所?)

今日はこのチルドレン・アンド・ユース・サービスのサイトの中の質問と回答をごく簡単に訳してみた。


質問1 養子縁組するには長い待ちリストがあるそうだが?
回答  乳幼児以外の『待っている子供たち』(州政府でケアを受けている子供)を迎えるのなら待ちリストは無い。健康な新生児を望む養父母には待ちリストがある。


質問2 州内に養子縁組可能な子供は沢山居る?
回答  健康な乳幼児の数は少ないが、年齢が上の、特別なケアが必要な子供たちは沢山居る。


質問3 特別なケアが必要な子供とは?
回答  通常5歳以上、時には姉妹兄弟のグループ、健康状態に問題がある子、体や精神面、知能などに障害のある子供たち。


質問4 これらの特別なケアが必要な子供を養子縁組する場合のコストはどのくらい?
回答  チルドレン・アンド・ユース・サービスで紹介されている子供の場合、養子縁組費用はサービスが全て負担する。生涯に渡るサポートもある。ただしプライベート・エージェンシーを通しての場合は、費用がかかる。


質問5 家は持ち家で、収入は高くないといけないのか?
回答  子供用の部屋と普通に育てられる収入があれば良い。


質問6 特別なケアが必要な子供を養子縁組した場合、どんな援助が受けられる?
回答  生涯に渡るサポート、障害者用のプログラム、年収$60,000未満の場合は、里親と同様のケア費用を援助。その他、ファースト・ネイションの子供へのサポート、ひと家族年間576時間の休息(自分たちの代わりに、看護士を雇えるという事だと思う)、精神面に問題のある子どもへの一年に10回のカウンセリング、それに加え一週間に$70までの負荷サービス費用など。


質問6 独身は養子縁組できる?
回答  できる。時には独身の方が良い場合もある。


質問7 養子縁組のプロセスは?
回答  特別なケアが必要な子供を縁組する場合は、トレーニング・セッションへ参加。ケアワーカーが家庭訪問報告書を仕上げて認められたら縁組へ進む。待っている子供たちのプロファイルを見てコンタクト、気に入ったら縁組のプロセスへ進む。子供と家族は少しずつ時間をかけて紹介、何度かの面談で上手くいくようであれば、正式な養子縁組へと進む。


チルドレン・アンド・ユース・サービスでは、出来る限り待っている子供たちの養子縁組を成功させる、という使命があるため、縁組FAQはそちらの方に重点を置いているようだ。
乳幼児希望でも、こちらの情報も知っておいても良いかもしれない。



待っている間、勉強を頑張ります。
私の英語力で誤解している事もあり得るので、もしそれは違う、ということに気づきましたらご指摘下さい。
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