子供と私

夕べ近所に住む友人夫婦の家で小さなパーティがあった。
彼らには、この夏4歳になる可愛い女の子が居る。そして今年の2月に二人目の女の子が誕生した。
歩いて1分くらいの距離に住んでいるため、長女も赤ちゃんの時からしっかりと成長を見て来たが、次女が産まれた時も翌日から時折訪ねている。
そろそろ丸3ヶ月になるが、抱いてみると頭もまだとっても柔らかくって、慣れない私はドキドキ。
それでも何度か抱かせてもらったら、私の顔をじっと目で追ったり、あやすと少し微笑んでくれたりして、手放したくなくなってしまう程愛らしい。

私も赤ちゃんが欲しい。本当に心からそう感じた。
長女を抱いた時とは違う感情。
あの時は不妊治療はもういい、子供は無しと頑に思っていたからだろうか。


昨日のパーティでは私たちを含めて4組の夫婦が集まった。
子供が居ないのは私たちだけ。
夫の家族の集まりでも子供が居ないのは私たちだけなので、そういう場に居るときの手持ち無沙汰はもう随分と体験して来たけれど、今回は何かが少し違っていた。
今までは子供にはあまり関わらないようにして来たのだけれど、なんだかどの子も可愛いなと思える。
集まった子供たちは皆いい子で、素直な子ばかりだったから余計かもしれないけれど、もっと私の方からも積極的に接する気持ちが芽生えてきた気がした。
元々私は子供が苦手。ずっと、子供に話しかけても返答が無い事や、傷つく事や生意気なことをズバズバっと言われるのを、大人のくせに恐れて来た。それは多分私の幼少時代のあまり楽しくなかった体験のせいだと思うのだが、だからあまり子供に話しかけたりしないで生きて来た。

でも夕べは少し積極的に話しかけてみたら、どの子もとっても素直に答えてくれたし、例え返答がなくとも恥ずかしがっているだけの様にも見えるし、言ったことを理解していないだけの様にも見えた。

私の、子供に対する長年の緊張は、実は子供たちによって解かれていくのかもしれない。
子供と一緒に成長する。
長い事子無しで大人になりきれないでいた私。
こんな私が母になることは許されるのか?
母として選んでもらえるのか? 
それでも、赤ちゃんが欲しい、と強く思った夕べ。
人の子を見て自分が妊娠出来ない事を嘆くのではなく、養子縁組で授かる赤ちゃんが待ち遠しい。
自分の子を抱いて皆で集まれる日が、本当に待ち遠しい。




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