気が早いけれど...

なんだか気が早い、と笑われてしまいそうだけれど、赤ちゃんの名前の本を買った。
名前は産みの母が最初につけて、出生証明書を発行するのだが、その後正式に養子縁組が済んだ後に、養父母が新たにつけ直し、新しい出生証明書に書き換えることになっている。

平均待ち時間16ヶ月で、まだ書類も提出前だから、かなり気が早いと自分でも思うのだが、気に入った本が後で買いたい時にはもう無くなっているかもしれないし、今から6ヶ月経ってマッチングが始まったら、いつ呼ばれるのか分からないため、万が一話がすぐに来てしまってからでは遅い!と思ったから。

それから、男の子か女の子か分からないから、2人分プラス、ファーストネームとミドルネームも考えておかないといけないので、短時間で名前4つ考えるのは厳しいし、やはり時間をかけてじっくりと考えて名付けたい。
と、こう思うのは日本人だからかもしれない。
ミドルネームを日本名にしようと思うから尚更か。

でもこんな風に名前の本を見て色々と考えている時間が愛しい。
昔から人の名前を考えることが好きだった為、名前の本を読んでいるだけで、なんとも言えない幸せ感に満たされてしまう。
だって、今回ばかりは本当に自分の子供の名前になるのだから。
そして例え気が早いと言われても、こうやって赤ちゃんが来た時の事を考えることで、妊娠しなくても徐々に母になる準備が整って行くような気がする。


これまでしおれた花と未来の光がない世界に住んでいたような人生が、ちょっとわくわくして、私たちの未来に明るい光がちらちらと見えるくらいに変わって来た。
夫婦二人でただ年を取って行くよりも、子供の成長を見ながら年を重ねて行く事も悪くないと今更この年になってから思える日が来るなんて、想像してもいなかった。
子供嫌いで抑鬱気味だった私が、いつか出会える赤ちゃんのことを思い、こんなに幸せを感じて前向きの気持ちになっていることに、自分自身信じられないでいる。
自分の子だとか、他人の子とか、そういうこだわりは無く、健康で幸せな家庭を作りたい、ただそう思うだけ。


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