幼児虐待衰弱死事件に思う

今月埼玉県と奈良県で相次いで起きた、幼児虐待衰弱死事件。
子供は4歳と5歳。奈良の事件では母親が、長男が夫に似ていて可愛くなかったからと証言したという。逆に下の長女は可愛がっていたとか。

この事件を知ったのは少し遅くて、ちょうど質問書を仕上げた後だった。
養子を迎えたい親がその親としての質、その全てを審査されている間に、自分の子供を虐待して殺してしまう産みの親がこの世に同時に存在している。
でも産みの親は事件を起こすまで、子供が犠牲になるまでは、誰にも邪魔されずに虐待し続けている。その母としての質を公に誰に問われる事も無いまま。

ショックと同時に、食事を与えられずに衰弱死してしまった子たちが可哀想で、怒りの感情が沸くのを押さえられない。


しかも追い打ちをかけるように、韓国でも同様の事件が起こっていた。
子供を育てるネット上のゲームに興じていた両親が、3ヶ月になる自分の赤ちゃんにミルクを十分与えずに衰弱死させた。
自分たちの子どもより、架空の子供。
なんと身の毛のよだつ事件だろう。


こういった事件は昔からあった。
野生の動物でも自分の子供を殺してしまう事はある。
しかし現在ちょうど自分が親となるための質を審査されている中で、このような事件を耳にすると、なんとも言えない不条理さを感じて仕方がない。
やはり産みの親も子供を作る前に質問書を国や自治体に提出するべきだ、と改めて思ってしまう。難しくて現実的ではないのは分かっている。それでもそう思わずにいられない。


子供を育てたくないのなら養子に出せば良い。
子供が出来なくて欲しているカップルは沢山いる。
憎んで虐待し殺してしまうくらいなら、どうかその子を私に下さい。



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