見た目の違い、養子受け入れ度

このごろ養子の話を持ち出すたびに、『実はウチも養子なの』とか、『私の知り合いが養子縁組したよ』とか言う人が多く、身の回りに養子縁組夫婦がとても多く存在しているのだな、と実感している。
シングルマザーで中国から養子をもらった人や、その他の海外から、またはカナダ国内から、と様々。
そしてどの人たちもとてもオープンで、そんなに親しくもない私たちに体験談を語る事を惜しまない。皆凄く親切で私たちの養子縁組を応援してくれる。
そして養子の娘や息子を迎えた事をとても誇らしく思い、幸せである様子が溢れ出ている。
そんな人達と接していると、ますます自分たちの決断は間違っていなかったと思えるし、子供を腕に抱く瞬間が待ち遠しくなる。

異なる人種間の養子縁組もかなり多くて、一目で養子だな、と分かるのだが、そういうことを全く色目で見たりしない、自然な環境が心地よい。
移民で成り立つ他民族国家だから、当然なのか。


日本だったらどうだろう。
養子縁組事体、どこまで社会にオープンに受け入れられているのだろうか。
もし、全く異なる人種間での養子縁組だったら?

例えば国際結婚した人が、混血の子供を日本で育てるにあたって、虐められるとか人の目が気になるとかいう話をネット上で読んだり、私の友人の子が日本の銭湯でもの凄く周りの人から見られた上、見知らぬおばさんに、『日本人じゃないみたいね』なんて言われているのを実際に見たりすると、血の繋がった子でさえ、見た目の違いに敏感に反応する人達がそんなに多いなら、血縁の無い全く異なる人種の子を連れて日本に帰ったら、どうなってしまうのだろう。例えばそれがエチオピアの子だったら?


私は日本を離れて久しいので、本当のところはどうなのか、とても興味がある。
もしまだそれほどオープンでないのなら、近い将来養子縁組や見た目の違う家族を誰もが自然に受け入れることが出来るよう、そして子供の出来ない多くの夫婦が自由な選択の中で養子を迎えることが出来る社会になる事を願う。



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