予想外な展開

先週の定期検診は産みの母の都合でキャンセルになり、暫く静かな日々が続いていた。
エイジェンシーのソーシャルワーカーからも、産みの母からも何も音沙汰が無いということは、全てが順調に安定している印として、私たちも安心して過ごしていた。
そして、多分何事もないだろうと久しぶりに二人で映画を観に行った日。そういう時に限って何かが起こってしまう。

いつもは持ち歩いている携帯電話も自宅に置き忘れ。帰宅したら携帯電話に産みの母から留守電のメッセージ。夜遅かったけれど、すぐに電話をかけ直す。
そして、想像していなかった展開。


産みの母の健康上の理由により予定が変更、帝王切開することになったそうだ。手術の日は、予定日よりも6日早い7月10日。
前回エイジェンシーでの話し合いの時には、産まれた子は24時間病院に居て、産みの母は私たちと赤ちゃんよりも先に病院を後にする、ということになっていたけれど、帝王切開のため、産みの母は病院へ3〜4日入院することになり、赤ちゃんも彼女が退院するまで一緒に病院で過ごすことになる。そして、私たちが赤ちゃんを自宅に迎える日は、7月12日、または13日となった。入院中は産みの母が母乳を与え、私たちは毋が退院するまで、昼間病院を訪れて授乳をして欲しいとのことだった。


最初の予定では、産んで翌日には別れる予定だった産みの母だが、産んでから3〜4日間の授乳により、心変わりをしてしまう確率は高くなるだろう。
もともと赤ちゃんの免疫のためにも、母乳は1回でも2回でも与えて貰いたいと思っていたので、授乳に関しては良いと思っているけれど、長くて4日間という期間は正直かなり不安である。


自然分娩により赤ちゃんに障害が残る可能性を恐れ、手術を受けることを決めた産みの母。
彼女の決意を尊重するし、少しでも障害の可能性があり、それを避けることが出来るのならば避ける、というのは正しい選択なのだろう。

私には、赤ちゃんが無事に産まれて、彼女が心変わりしないようにと祈る事しか出来ない。


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