親になる準備、第一歩

産みの親との初めての面談の後、急に希望の光が見えて来たのと、この間の2度目の面談で彼女の決心が今のところ固いことを確認したので、早速子育てベテランの義理の姉に勧められた『What to expect: The first year』という、新生児から1歳になるまでの子育てのノウハウ本を買った。
年齢だけは重ねたけれど、赤ちゃんの事は殆ど分かっていないので、とにかく家に迎える日に備え、出来る限り読んで勉強し、心と必要な物の準備をしておかなくてはならない。

ミルクのこと、赤ちゃんを家に迎える前に最低限準備しておかなければならない物、やってはいけない事、等々。知識として知っている事もあるけれど、実際に経験したことがあるのは友人の赤ちゃんのおむつ替え程度。学ぶ事は沢山ある。
またこの本には、少しだけだけれど、養子で迎えた赤ちゃんについて書かれた項目もある。

ただ、基本的に自分が妊娠して生んだ子の育て方が中心なので、第一章から母乳で育てることによる健康へのメリットと、授乳による毋との絆形成の大切さについて書かれている辺りで、自分が母乳で育てられないことを思うと、読み始めの最初に若干凹むのは否めない。子供を産んだ事が無いお母さんでも、母乳を出すことは可能らしいが、それで栄養が十分足りる程は出ないようだ。母乳を作る努力は数ヶ月、それでも成功しない場合もあるらしい。


それから同時に、赤ちゃんの名前も考えている。一応性別は高い確率で女の子と言われているが、現時点で100%確実でないので、男女両方の名前、ファースト・ネームとミドル・ネーム合わせて4つの候補を考えておいたが無難かもしれない。
女の子の名前は考え易いが、男の子は難しい。それに、やっぱりどうしても女の子の様な気がして仕方が無い。


普通妊娠であれば、少なくとも7、8ヶ月は準備期間があるけれど、養子の場合は突然やって来るので、準備は短期間で進めなくてはならない。それと、前もってあまりにもしっかりと準備を整えても、確実にいつという保証がないし、最後の『魔の10日間』(自宅に赤ちゃんを連れ帰った後の10日、産みの親、養父母のどちらも縁組を白紙に出来る期間で、この期間に産みの親が心変わりしてしまうケースもある)が過ぎるまで確実ではないので、完璧に全て整えすぎない方が良いとのアドバイスも受けている。
どんなに順調に上手く行きそうであっても、最後まで心の片隅にダメになったときのことも覚悟しておかなければならないのだ。


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