産みの毋との2度目の面談

先週の一回目の面談は気持ちよく終わったものの、今日までの1週間、日が経つにつれ、本当に産みの毋の決心が揺るぎないものであるのか?という不安が頭をよぎって仕方が無かった。
急に、心変わりしたと言われるのではないかと、気が気でなかった。

次に会う予定は5月23日の定期検診だったが、ソーシャル・ワーカーには、その前に一度会っておく事を勧められていた。
コーヒーショップでカジュアルにお茶でもしながら、お互いにもう少し知り合い、気になる事を確認したりすると良い、とのアドバイスだった。


そして今日、3人で会った。ソーシャル・ワーカーは無し、仕事のある父親も来なかった。
どうしても確認しておきたい事が二つあった。1回目の面談ではまだ言えずにいたけれど知っておきたかった事。出産後、どのくらいの頻度での面会を希望しているのか、それと赤ちゃんの名前について。

面会については、子供の事を考えお互いに納得する形で決めたいけれど、会えなくても写真や手紙を送ってくれれば嬉しいとのことだった。
そして名前については、私たちが自分の子供として育てる以上、自由に名付けて良いと言ってくれた。
彼女は相変わらず前向きで、一度決めたら心変わりしない自信はあると言ってくれたし、全てに関して完璧に思えた。


しかし、少し不安になる新たな事実も分かってしまった。
彼女が喫煙者であること。それでも極力減らす努力はして来たようで、一日3、4本、嫌なことがあった日は10本くらい吸っていると言われた。これは私にも夫にもショックなことだった。
それと、今週に入って粘膜栓が出て来たという。しかも赤ちゃんの位置が下がって陣痛もあったらしい。すぐに病院に行ったけれど特に問題も無く、ストレスを受けない様にリラックスして過ごす様にと言われたらしいのだが、予定日まであと2ヶ月もあるのに、大丈夫なのだろうか。
喫煙者の場合早産になる確率が少し高いらしい。
喫煙と、今回の出来事は繋がっているように思えて仕方が無い。


それから過去の話を語る中で、妊娠前の夏に相当ヘビーにアルコールとドラッグを乱用していたと告白された。
妊娠が分かってからは一切アルコールにもドラッグにも手を触れていないと言っていたけれど、いつ妊娠が分かったのか、自覚の無い期間には摂取していたのか、ということが新たに疑問としてわき起こってしまったが、今日の面談ではそこまで追求する事ができなかった。
初めて電話を受けた時にソーシャル・ワーカーが語っていた、10月に妊娠したけれど、8月には依存症から立ち直っているということと、少々ズレているような気がした。本当はダブっていた期間があるのでは...?という疑い。


来週彼女と一緒に定期健診に行く予定なので、チャンスがあればそこでドクターから喫煙に関して尋ねてみようと思っている。
それから、アルコールとドラッグ歴に関して、もう一度確認しなければ、と思った。


全てが希望通りに思えたマッチングだったけれど、やはり養子縁組では大抵が訳ありなので、100%完璧というのはあり得ないのだろう。普通の高校生が妊娠してしまって養子縁組、という映画『ジュノ』みたいな話は滅多に無く、あっても私たち夫婦が必ず選ばれるわけでもない。
ドラッグ・アルコールの事実は確認しないと判断出来ないが、喫煙の事はやはり心配だ。それでも、ではこれでまた断るか?と自分自身に問いかけてみれば、現時点で断ろうという気持ちにはなっていない。
何か運命的なモノは感じるし、もうこれが最後だろうという思いからか、このチャンスを手放したくないという気持ちが、今は強い。


にほんブログ村 海外生活ブログ 国際生活へ にほんブログ村 家族ブログ 養子縁組へ  人気ブログランキングへ