寝耳に水

一昨日の夜、養子縁組エージェンシーから電話があった。
私たちが産みの親から選ばれた、という2度目の電話。
第1回目のオファー(2010年11月)から2年半。もう選ばれることは無いと、ほぼ諦めていた矢先の電話。


昨年最後にここに記事をアップしてから1年以上。この1年何度も養子縁組はもう諦めよう、この日記は締めようと思いつつずるずると開けっ放し、放りっぱなしにしてきた。縁組を諦めようと思っても、エイジェンシーに電話をかけて”止めたい”と言えないまま...。

老後夫婦二人でどう行きて行くのか、一人残された時、異国で家族の無い孤独をどうポジティブに受け止めて生きれば良いのか?と考え、カウンセリングを受けつつ、夫婦二人の日常を出来る限り楽しみながら生活してきた。好きなことをし、旅行をし...養子の話は二人の間でも周りの家族や友人の間でもしなくなり、誰も尋ねることもなくなっていた。そして昨年10月、待ちリスト入りから2年経ち、2度目のホームスタディのアップ・デートで、ソーシャル・ワーカーには『あと1年頑張ってみる』、と伝えた。あと一年待って結論を出そう、そう二人で決めていた。


電話は、そろそろ寝る時間も近い夜遅くにかかってきた。
自分たちで決めたデッドラインまであと半年、まさに寝耳に水の状態だった。
産みの親の詳細を語るソーシャル・ワーカーは、何故か私たち以上に興奮しているように聞こえた。
私はひたすらショックだった。現実と、思えなくて。その晩は、二人とも良く眠る事が出来なかった。

赤ちゃんはまだ毋のお腹の中にいる。予定日は7月。
産みの両親との面談は明日の夜。
上手く行くだろうか、今とても緊張している。



もう締めようと思っていたブログですが、近況に変化が訪れたのでまた帰ってきました。
沈黙の間も訪問して下さった方、変わらず応援して下さった皆様、ありがとうございます。
もうこれが本当に2度目にして最後のチャンスではないか、と思っています。
明日の面談が、お互いに好印象であります様にと願うばかりです。


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