むなしい請求書と今月の定期便

前回の記事、「ファイルのアップデート」から早くもひと月以上が経った今月半ば、エージェンシーから届いた一通の封筒。
何だろう?と思って、ちょっと良い話を期待しながら開けてみると、請求書だった。
10月のソーシャル・ワーカーとの40分程のファイル・アップデートの面接費、$275。高い....養子縁組にかかる費用は気にしないつもりでいるけれど、こうして何も進展がないまま請求書だけが届き、その金額を見てがっくりすることは確か。
しかし、昨年のマッチング費用(ソーシャルワーカーの交通費等)が加算されていないのは幸いというか、意外ではある。


結局、人種の異なる夫婦を捜している、というカップルは私たちを選んでくれる事はなかった。しかしエージェンシーからの定期便によると、今月11月は『Adoption Awareness Month(養子縁組のことをもっと知ってもらう月)』だそうで、積極的に宣伝して来た効果で、ここ数ヶ月子供を養子に出そうと考えている産みの親からのコンタクトが増えて来た、とのこと。待つ両親としては喜ばしいニュースではある。

そして、今年1月からこれまでの縁組数は40組。養子縁組取り消し数は5件(これは少々多めか)、現在お見合い中は5組。そして、待ちリストの夫婦は149組。この数、密かに減る事を祈っているのだけれど、通年に渡ってだいたい同じくらいの組数を維持している。


なんだか、アップデートの後一時盛上がってみたけれど、結局何も変わりないまま請求書だけ見るのは気分的には盛り下がる。長らく待つ養父母候補に希望の光を与えるのも、ソーシャルワーカーの仕事の一つなのだろう。
最近はまた、やっぱダメかもという気持ちが再びむくむくと起き上がって来た気配。
ちょっとした一言に、気分が上がったり下がったり。
今は、Awareness Month の効果で、エージェンシーが忙しくなって来た、という報告だけが希望かな。


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